介護職員初任者研修の科目(カリキュラム)とは?

超高齢社会の中、厚生労働省では不足する介護人材と低下する介護サービスと長年様々な取り組みをしてきました。そしてようやく2013年、介護資格制度を大きく進化させ新制度をスタートさせました。

 

それまでの、ホームヘルパーの資格を介護職員初任者研修と改名し、カリキュラムもより技術重視とし筆記試験を取り入れました。厚生労働省は新しいカリキュラムを講義と演習の全130時間で構成しました。日本全国の民間の研修機関や各自治体ではこの研修を実施しております。

 

一般的に通信教育では、36時間の自宅学習、94時間の通学スクーリングを並行して開講しています。その内容、要する時間とは?

 

1、介護職についての理解。介護保険サービスについての理解。居宅、施設、各現場における介護の仕事内容。ケアプラン、チームケア、介護保険外の資源を含めた地域社会資源との連携。(6時間) 

 

2、要介護者の尊厳の保持。自立に向けた介護。介護予防。(9時間) 

 

3、介護の基礎、基本。介護職の役割と専門性、多様性。介護における安全性の確保、リスクマネジメント。介護職員自身の安全確保。(6時間) 

 

4、介護及び福祉のサービスについての理解。医療チームとの連携。リハビリテーション。障害者総合支援制度、介護保険制度とその他の制度。(9時間) 

 

5、介護のおけるコミュニケーション技術。介護におけるチーム内コミュニケーション技術。(6時間) 

 

6、老化に伴い変化するこころ、身体、日常生活。高齢者の健康。(6時間) 

 

7、医学的に見る認知症の基礎。認知症が取り巻く問題。認知症が引き起こすこころと身体の変化。認知症の介護と家族への支援(6時間) 

 

8、障害についての理解。医学的に見る障害の基礎。障害が引き起こすこころと身体、行動の特徴。障害が引き起こす生活障害。障害者の介護と家族への支援。(3時間) 

 

9、こころと身体のしくみと生活援助。生活援助の講義と実習。(家事、整容、移動、移乗、食事、入浴、清潔保持、排泄、睡眠、住居環境整備、ターミナルケア)(75時間)

 

10、振り返り学習。(4時間) 以上です。この後、1時間程度の筆記試験による終了評価を行います。