介護職員初任者と介護福祉士の違い

介護職員と介護福祉士は何が違うのでしょうか?どちらも労働厚生省が認定した資格を持った者がこのように名乗ることができます。介護職員は、介護職員初任者研修を130時間受けその最終日に行われる修了試験に合格すれば資格を取ることが出来るいわゆる「認定資格」です。

 

介護福祉士は、介護の仕事の実務経験を3年間、従事日数を540日以上、この条件を満たした者に受験資格を与えられ受験をして合格すれば資格を取ることが出来るいわゆる「国家資格」です。介護福祉士の場合実務経験がなくても介護福祉士養成施設を卒業し資格を得ることも出来ます。

 

ただし、平成27年から介護福祉士に関する制度が変わるので、上記の条件を満たした上「450時間の実務者研修」を終了していることが、条件として加わります。この研修は介護の資格を全く持っていない方は全450時間を受けなければなりませんが、介護の取得資格の有無により受講期間の免除があります。

 

介護職員基礎研修修了者は50時間のみの受講、ヘルパー1級所持者は95時間のみの受講、ヘルパー2級、介護職員初任者研修修了者は320時間の受講で「実務者研修修了者」とみなされます。

 

さて、実際に現場で働いている介護職員、介護福祉士の仕事内容ですが両者ともあまり違いはありません。オムツの交換、入浴介助、食事介助、歩行介助などの身体介護、調理、掃除、洗濯、買い物などの生活援助などです。

 

違いと言えば、介護福祉士は経験を積んでいるため、利用者、利用者の家族からの相談にも適切な助言が出来ることも要求されます。介護職員よりも専門的な知識や技術を求められています。

 

また、看護士と介護福祉士を兼任されている方だと、介護の研修の講師を頼まれたりすることもあります。やはり経験を積めば積むほど責任の重いやりがいのある仕事にステップアップしていきます。

 

ある調査によれば、介護職員の平均年収は300万を切る位ですが、介護福祉士ですと330万から350万位という結果がでています。介護の仕事の世界を広げて活躍する人材が増えていくことを切に願っています。