加齢と老化について

生まれてから死ぬまで年を重ねていく時間の経過を加齢といいます。これに対して老化とは、加齢に伴い体の細胞や器官に退行性の変化が生じることです。

 

加齢とともに誰にでも起こる変化を生理的変化といいます。それに対して、誰にでも必ず起こるわけではない変化で、疾患や障害に繋がる可能性があるものを病的変化といいます。病的老化は老年病と呼ばれることもあります。

 

生理的老化の例を一部あげると、顔にしわやシミができる、白髪になる、髪が薄くなる、老眼になる、耳が遠くなる、筋力が低下する、スタミナが低下する、免疫機能が低下する、消化機能が低下する等があげられます。

 

病的老化の例をあげると、高血圧、血中脂質異常、虚血性心疾患、骨粗鬆症、骨折、変形性関節症などがあげられます。

 

生理的老化は誰にでもありますが、現れる時期や程度などには個人差があります。病的老化にはさらに個人差が大きいのが特徴です。老化減少の出現や進行を遅らせ、または老化減少を逆行されることを抗老化(アンチエイジング)といい、それを追求する医学を抗老化(アンチエイジング)医学といいます。

 

老化を促進する原因としては、遺伝子にプログラムされているという説や、動脈硬化は虚血性心疾患や脳卒中などの要因があります。食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレス、などが動脈硬化を促進するといわれています。

 

また活性酸素とは、反応性が高い酸素のことで、細胞を傷つけるとされておりますが、デメリットだけではなく、侵入したウイルスなどを撃退する働きも持っていますさらに、放射線、紫外線、栄養不良、喫煙、疾患、環境の影響なども細胞や遺伝子を傷つける要因になりますので、注意が必要です。

 

抗老化に役立つことは、疾病の予防はもちろん、充分な栄養や休息、適度な運動をすることです。またストレスをためない、禁煙をする、飲酒は適量とし、紫外線に当たりすぎずに、ビタミンCなどの抗酸化物質を充分に取ることが大切です。