介護職員初任者研修を取り巻く環境について

このたび、介護職員初任者研修課程が新しくできましたが、それに伴い、介護職員初任者の取り巻く状況がどのように変わるのかを、調べてみました。

 

介護職員初任者研修は、実務研修の施行に合わせて、介護職員基礎研修は、実務者研修に一本化されるようです。その実務者研修は、いくつか見直されています。

 

ひとつは、実務者研修の目標は、幅広い利用者に対する基本的な介護提供力の修得。また、研修を通じて、今後の制度改正や新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力の獲得を期待するもの。また、実務者研修に負担感を感じさせないよう、現場職員の意欲を減退させない配慮している。

 

また、働きながらでも、研修を受講しやすい環境を整備するため、通信教育の積極的な活用の勧め、過去に受講した研修(ヘルパー2級)を読み替える仕組みなどをとりいれている。

 

こうした取り組みによって、資格をとろうとする介護職員と現場に残された職員が少しでも負担をかけ合わない仕組みが配慮されているように思われる。

 

実際の実務者研修の内容は、・社会福祉制度(介護保険など)・認知賞の理解・医療の知識・障害の理解・介護技術・介護過程・たんの吸引・経管栄養などとなっています。

 

また、介護福祉士についてですが、利用者に対する質の高いサービスと介護の人材の確保という二つの目的を両立させていくという観点から、介護職員に占める介護福祉士の割合を当面5割以上を目安としています。

 

また、平成19年法改正の趣旨や介護福祉士によるたんの吸引の実施等に向けたカリキュラムの検討が必要であることを勘案し、介護施設養成施設卒業者に対する国家試験の義務付けの施行を27年度に延期しています。

 

資格取得後の一定実務経験をへて、幅広い知識技術を身につけ、質の高い介護を行い、他の現場職員を指導できるレベルに達した介護福祉士を職能団体が主役となって、認定介護福祉士とする制度を検討、と言うことです。介護職員初任者の置かれる立場も変化していくようです。